2022.09.2
【管理組合は加入必須?何をするの?】
皆様こんにちは!株式会社PLUS RINGです!!
今回は、耳にしたことはあるが実際どういうものなのかわかりにくい
『マンション管理組合』について解説します!!
管理組合とは
マンション管理組合とは法律に基づいて組織されており
分譲マンションの区分所有者全員で構成される管理団体のことをいいます。
区分所有者は全員管理組合に入る必要がありますが、
区分所有者以外の賃借人等は管理組合に入ることはできません。
管理組合が行うマンションの管理業務とは管理規約の作成・共用部分の清掃・
設備点検等のメンテナンス・管理費・修繕積立金の管理など
非常に幅広く専門性の高いものが含まれるため
多くのマンションでは管理業務を管理会社に委託しています。
しかし、その場合でも管理組合がマンションの管理の主体であることに変わりはありません。
管理会社とは
『管理会社』とはマンション管理を事業とする企業のことです。
マンション管理組合などから委託を受けて、マンションの管理業務を行います。
前述したように多くのマンションでは管理業務を管理会社に委託しています。
管理業務を部分的に管理会社に任せるのが『一部委託』で
管理業務のほとんどを一括して任せるのが『全部委託』です。
また、管理形態には『常駐』『日勤』『巡回』の3種類あり
どの管理会社に、どこまでの業務を任せるか等は管理組合で決定します。
一度委託すると “管理会社にお任せ” になりがちですが
管理会社の仕事に対するチェックが甘くなると管理の質に影響することがあるので注意が必要です。
自主管理マンションのデメリット
昭和58年に法律が改正され、それ以降のマンションには管理組合がありますが、
改正前に分譲された物件では管理組合がないマンションもあるのが現状です。
また、管理組合は存在するが組合員である住民の高齢化等により機能していない物件もあります。
そういったマンションを『自主管理マンション』といいます。
リーダーの不在や人材不足等で管理が行き届いていないことが多く、
自主管理マンションはマンション自体の資産価値が下がる要因となります。
将来的に価値が維持できないマンションは、担保価値が下がり金融機関の審査が通らない可能性があります。
そうなると現金購入になり負担も大きいですし、
売却時は買手がなかなか見つからないといったことが考えられます。
自主管理マンションのメリット
もちろんしっかり自主管理されて、問題がないマンションもあるかとは思います。
管理の行き届いている自主管理マンションのメリットとしてはざっくり次の3つです!
①管理費用が抑えられる
ㅤ管理会社に管理業務を委託するなら当然、委託管理費を支払わなければなりません。
ㅤしかし、自主管理であればそれが不要になるので管理費をかなり抑えることができます。
②区分所有者の運営意識が高い
ㅤ管理会社に委託せず自ら管理運営を行ってるからこそ、区分所有者の意識が高い傾向にあります。
③マンション内のコミュニティ
ㅤ管理・運営に関して定期的に話し合う機会が増え、
ㅤマンション内でのコミュニティが形成されれば、困ったときでも助け合える関係を築くことができます。
ㅤ『隣に住んでいる人の名前も知らない』という事が当たり前な現代ですが、
ㅤ自主管理マンションではお互いのことをよく知っている関係性が多い傾向にあります。
ㅤ地震などの自然災害や、いざという時に居住者間で協力し合える体制が整っているのは
ㅤ日頃からコミュニケーションをとる環境にある自主管理ならではの良さです。
管理状況はどうやって見極めればよいのか
マンションの管理状況は建物の外観等からおおよその判断が可能です。
適切に清掃されているか?(クモの巣・吸い殻・エントランス周りの植物のお手入れ)
掲示板等の張り紙に気になる内容は無いか?(そのマンションの現状がわかる)
現地で確認することによって(可能であれば朝・昼・晩や平日・土日など時間帯や曜日を変えて)、
マンション内の問題が少し見えてくるので、物件選びの有効な判断材料になります。
また、有料にはなりますが、管理規約や管理費・修繕積立金の滞納状況、大規模修繕計画関係を
売主・仲介業者が管理会社などに資料請求をして確認することも可能です。
『管理組合』の内容や必要性等、ご理解いただけましたでしょうか?
それぞれメリットデメリットの感じ方はお客様によって様々ですので
そういうもんだなと理解したうえで、物件探しを進められればと思います。
一緒にライフスタイルに合った住みやすい家を探しましょう!
ご不明点・ご相談等があれば何なりとお申し付けくださいませ😊