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【収入合算・ペアローンの違い】

2023.04.21

【収入合算・ペアローンの違い】

 

皆様こんにちは、株式会社PLUS RINGです!

物件購入の際に多くの方が利用する住宅ローンには様々な借入・返済方法がありますが

借入可能額は債務者の収入が基準となっています。

そのため物件価格の高い、都心部の物件購入を検討している共働きのご夫婦は

1人で契約する場合に比べ借入額を増やせる『収入合算』や『ペアローン』を利用されます。

より良い条件の住宅を選ぶことのできる魅力的な借入方法ですが、もちろんリスクもあります。

今回はそんな『収入合算』と『ペアローン』についての解説です!

 

 

収入合算とは?

収入合算とは、文字通り夫婦の収入を合算した金額をもとに借り入れることです。

夫婦の合算年収を基準とするので、その分貸付金額が大きくなるという仕組みです。

契約する住宅ローンは1本で、住宅ローンの負担はそれぞれの収入に合わせて決定できます。

この収入合算には「連帯保証型」と「連帯債務型」があります。

 

◇「連帯保証型」

連帯保証型では夫婦の一方が債務者で、もう一方は連帯保証人になります。

あくまで主債務者の借入なので、不動産の所有権は主債務者の単独名義になります。

住宅ローン控除の適用や団信の加入も、主たる債務者のみです。

そして、多くの民間金融機関で取り扱っている収入合算はこの「連帯保証型」となります。

 

◇「連帯債務型」

「連帯債務型」では夫婦ともに債務者となり、それぞれが全額の債務を負います。

この場合は、不動産の所有権は共有名義となり出資額に応じて持分割合が決まります。

住宅ローン控除は、負担割合次第にはなりますが夫婦共に利用できる場合があります。

団信は主たる債務者のみの加入ですが、フラット35なら夫婦用団信に加入できます。

夫婦で団信に加入すれば、どちらか一方に万一のことがあった場合、

住宅持分や返済額にかかわらず残りの住宅ローンの返済が免除されます。

 

 

 

ペアローンとは

ペアローンは夫婦それぞれがローン契約をし、計2本のローンを借り入れるものです。

住宅ローンを契約するのに必須な印紙代や事務手数料もそれぞれ2倍になりますが、

それそれが団体信用生命保険の加入や、住宅ローン控除の適用を受けることができます。

住宅の所有権は共有名義となり、負担額によって持ち分が決まります。

返済中に万が一不幸があった場合、一方の住宅ローンは団信によって返済されますが、

残された方の住宅ローンはそのまま残ります。

また、お互いがお互いの連帯保証人となります。

 

 

 

それぞれのメリット・デメリット

メリットの裏には一定のリスクがあることを理解しておくことが重要です。

メリット・デメリットについては下記のとおりです。

 

メリット

1人では金額が足りなかった物件でも購入することが出来る。

・審査が通ればすぐに購入出来るため、ランニングコストとして賃料を払い続ける必要がない。

・住宅ローン控除や団信が夫婦それぞれに適用されるものがある。

・収入合算 →諸費用総額が単独ローンと変わらない

 

デメリット

・配偶者が離職や休職した場合、ローンの返済負担が重い。

・単独で借りられる金額を超えて借入をしているため、失業・病気・減給などの影響を受けやすい。

・連帯保証人は団信に加入出来ず、家の所有権もない。住宅ローン控除も対象外。

・ペアローンの場合は契約時の手数料が2倍かかる

・夫婦で持分比率などが発生すると、登記でトラブルになるケースがある

 

 

 

最後に

収入合算・ペアローンについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

配偶者が働き続けることを前提として収入合算やペアローンを利用する人が多いですが、

妊娠や出産、休業などでいつ収入がゼロになるかは分かりません。

住宅ローンはマイホーム購入を手助けしてくれる素敵な商品ですが

長期間家族を巻き込むローン契約なので慎重に選ぶ必要があります!

 

当社は兵庫県尼崎市を拠点とし、

中古マンションの売買仲介やリノベーションを軸に活動しております。

自社設計×自社施工なので低コスト×ハイクオリティなご提案が可能!!

物件購入にあたってのご不明点・ご質問等、
些細なことでもお気軽にお問い合わせ下さい♪

 

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